【DAO】の事例紹介「BQN!」でパジさんと遊びたい①

こんにちは、いねおけ(@inaho_orchestra)です

「DAOって何だお?」
WEB3.0時代に続く、この問題の解答を探るべくBQN!に潜入してきました。

  • BQN!って何なのか知りたい
  • DAOとは何か?実例を知りたい・実感したい
  • 似た目的、目標を持つ仲間を作りたい
  • 自分には無いスキルを持つ仲間に出会いたい

こんな要望に応える記事です。

DAO(ダオ)

DAOはDecentralized Autonomous Organizationの略称です
日本語にすると「自律分散型組織」ということになります

英語はもちろん、日本語も難しすぎますね・・・
ですが、一部の有識者に言わせれば「株式会社を超える発明」とも言われる組織の在り方だそうです。

難しい言葉で説明してもちっともスッキリしないので、誤解を恐れず、僕自身の感覚でDAOを説明すると「何か目標を持った組織の中で”好きな事や得意な事”を自身の役割にすることで、組織の成長と自身の報酬が得られる環境」という感じでしょうか。

ちなみに、DAOの議論で一般的によく耳にするポイントとして「上下関係・主従関係がなく対等である」というものがあります。
ここも重要なポイントではありますが、組織にコミットする情熱・仕事量・スキルなども対等にしないと成立しません。自分に都合が良い様に解釈しない事を常々意識しています。

パジさん

BQN!プロジェクト説明の前に、ファウンダー(創設者)の一人、パジさんについて少しふれさせてください。
NFT・ブロックチェーン関連の情報発信者、インフルエンサーは沢山いますが「誰か一人特別好きな有名人を教えて」と言われたらパジさんだと応えます。理由はこんな感じ・・・

ここが凄いぜパジさん
  • 日本のクリエイターやオタク文化の価値を信じている
  • WEB3.0に夢を持っている
  • 技術的なバックボーンが強い
  • マルチタスク(現在進行形で数十個プロジェクトに関わっているらしい)
  • 話がメチャクチャわかりやすい
  • 日本人を沢山巻き込もうとしている
  • 自分の利益を追求しすぎない
  • しかし、経営者目線・収益化へのロードマップを持っている
  • 楽しそうにやっている

「NFTって何?あやしい感じがする」という未経験の方から、「NFT・WEB3.0のビジネスを拡大したい」という熟練者まで、どんな人に対しても「迷ったら一度パジさんを目指したらいい。あの方は日本NFT界の灯台的な存在です。」と言える様な人だと思っています。

パジさんについて、主観的な話ばかりしてしまいましたすみません。
公式情報はTwitterをチェックしてみてください。

BQN!

そんなパジさんが、日本屈指のクリプト系・WEB3.0系プレイヤー達と共に立ち上げたプロジェクトが「BQN!」です

創設メンバー

万が一、ファウンダーの方々にこの記事を見られたら怒られそうですが他の創設者の人達はリンクのみの掲載とさせていただきますw(もちろん、スーパースゴイ人達ばかりです)

BQN!創設メンバー
  • パジさん:Twitter:発起
  • いただきますマンさん:Twitter:広報
  • syouさん:Twitter:エンジニア
  • カネリンさん:Twitter:全体統括
  • 中島 聡さん:Twitter:エンジニア
  • Yukiさん:詳細不明:アーティスト

BQN!って何なの?

BQN!プロジェクトとは何なのか?
パジさんやカネリンさんの発信で説明されています
▷リンク:パジさんが語るBQN!
▷リンク:カネリンさんが語るBQN!

お二人のツイートを読んで、僕なりに解釈すると以下の様になります
Web3.0に対して、強い憧れとか美しさを感じている彼らはとにかくかっこいいNFTを作りたいんだなと感じました
Web3.0は非中央集権的で、嘘がつけなくて、やりたい事をやれて・・・みたいな理想に対し、NFTを中心に盛り上がりを見せている多くのプロジェクトはその様になっていないのが現状です。

「多くの人の役に立ち末永く活動を続ける事業」の立ち上げを見たいのに、
「短期的な資金調達が目的」あるいは、「過度な期待感を演出して実際は中身が無い」といったNFTプロジェクトが乱立している。

ホワイトリストは「真のファンや貢献者」に配られるべきなのに、
「Bot的に作業量が多い人」に配布されて、NFTはすぐに転売されてしまう。

お金儲けを考えたセオリー通りのNFTプロジェクトを作るのではなく、「俺たちが夢見たWeb3.0のプロジェクトを創ろうぜ」的な想いから生まれたのがBQN!だと、僕は感じ取りました。

BQN!で何するのか?

具体的に何をするプロジェクトなのかというと、初めにNFTを作成、販売して資金獲得を目指します

ただし、その売り上げは一次販売はもちろん、二次流通のロイヤリティ分も全て「トレジャリーウォレット」と呼ばれるBQN!チーム全体で保有するお財布にプールされます

そしてその資金は「クリエイター」の為に使われます
BQN!発のキャラクター達は「完全に著作権を放棄する」CC0スタイル
後ろ向きで顔が見えず設定も決まっていない、「余白が多い」設計になっています

これを利用して、BQN!が成し遂げたいことはこんな感じ・・・

クリエイターさんと共創したい

  • BQN!キャラを自由に使ってもらいたい
  • 独自の発想で世界観を拡張していってもらいたい

クリエイターさんのメリット

  • 活動資金の獲得を目指せる
  • 創作に参加する為の費用や、利益が出た場合の還元不要

運営が叶えたい未来

  • クリエイターが報酬を得ながら活動出来るモデルの作成
  • BQN!プロジェクトが永続的に活動できること

「何でもイイから絵を描けばお金もらえるんですか?」
答えはノーです
「こういったものを作りたい、こんなプランで勝負したい」といった風に、クリエイターはプレゼンや予算申請をする必要があります
その上でDAOメンバーから、一定数の賛同を得ると資金がゲット出来る仕組みです。

DAOの特長

BQN!のDAO投票方法は他のNFTプロジェクトに比べてユニークです
NFT保有者が投票に参加できる、という点はよくある形ですが、NFT保有数に関係なく一人一票までしか投票出来ない点がセオリーからズレています。

「NFTを沢山持っていれば、そのコミュニティに対する影響力を大きく出来る」のであれば、お金持ちはNFTを大量に買い込みます。コレクターの所有欲を刺激するので、売上の観点で見るとプラスに作用する事が多い為、NFT1点につき投票も1票出来るのが一般的です。
この方法の問題点は「DAOの意思が実質お金で決まってしまう」という点です。
これを解決する為にどんなに沢山NFTを持っていたとしても「一人一票までの投票」としています。

次の特長としてロードマップ(将来の展望)がプロジェクト立上げ時点で「ない」ということです
創設メンバーが提供するのは「技術・仕組み・余白の多いキャラクター」だけです
この思想に賛同して集まったDAOメンバーがこれからどう活動していくのかを決めるということになります。

既存の仕組みで言うと、クリエイターさんにお願いする行為は「BQN!キャラクターの二次創作」なのですが、僕はこの言葉にしっくりきていません。
キャラクターや物語が確立されていて魅力的、それに魅了されて始めるのが「二次創作」です。

BQN!の場合はほとんど何も生まれていません。言ってみれば「ゼロ次創作」の状態、お題が与えられただけの状態です。そこにクリエイターさんが介入してくれることで初めて「一次創作」的な何かが生まれるのかなと解釈しています。

技術的な話

パジさんのプロジェクトが国内の他のプロジェクトと一線を画すのは「技術的な知見の深さ」にあると思っています
BQN!で特に象徴的な技術になりそうなのはこの三つ

  • 貢献度判定ツールのCandy
    • Discord内で、参加者の「貢献度を測る」仕組みをコンピュータによって自動化しようという試みです。上手く機能すれば、Bot的な作業を繰り返すだけのメンバーではなく、コミュニティの発展に貢献したメンバーに対してホワイトリストを配るなどが可能になります。
  • 複数ウォレットを使ったNFT分散保有抑止
    • NFTを沢山持っていても一人一票とするという件、実はウォレットを複数持たれると対策が難しくなります。この課題解決に前向きに取り組んでいて、現状では「複数ウォレットを持って投票」することによる経済的なデメリットが大きくなる様な設計を検討中だそうです
  • オムニチェーン
    • オムニチェーンは「レイヤーゼロ」と呼ばれる発想で複数の異なるブロックチェーン間でもやり取りが出来るプロトコルを指します。イーサリアムチェーンのNFTはソラナチェーンで売る事は出来ない、の様な不便の解消を目指します

あとがき

2022年5月10日現在、BQN!プロジェクトはまだ立上げの最中です
早期参入メンバーを集って、議論を活発化して、技術的にも思想的にも「今まさに作りあげている途中」といった感じなので、今日この記事に書いた内容も少しずつ変化していくと思われます。
また、公式に主義・主張を明文化して発表されている段階ではないので、僕なりの解釈や偏見が多分に含まれた記事になっていると思われます。

果たしてこれがDAOなのか?
今現在DAOなのか?
これからDAOになっていくのか?

もう少し色々踏み込んで体験&確認していきたいと思います!

以上、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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