NFTをハッキングから守る「ハードウェアウォレット」
購入方法や使い方をレビューしました
こんにちは、いねおけ(@inaho_orchestra)です
NFT界隈の有名な方でもハッキング被害を受けています!
そんなニュースをSNSで見て・・・「怖っ!!!」と、その時は思うのに、
時間が経つにつれて「自分は大丈夫な気がする・・・」となってしまいますよね。
この記事ではLedger社のハードウェアウォレットを紹介します。

被害にあうと、NFTや暗号資産(仮想通貨)が奪われます!
少しの手間と出費で大切な資産と思い出を守れるかもしれません!
ハードウェアウォレットの重要性や購入方法について是非ご確認ください。
オススメのハードウェアウォレットとして上記3点のご紹介です
NFT運用とウォレットが抱えるリスク

NFTを購入・販売している人の多くがMetaMaskなど、パソコン上のウォレットを利用しているのではないでしょうか
PC及びウォレットは「フィッシングサイト」「ウィルス」「偽NFTサイト」など、さまざまな危険が潜むインターネットに接続された状態です
上級者でもこれら全てを見破ることは困難です
つまり、いつ被害にあってもおかしくない場所にウォレットが置いてあり、
その中に大切な資産が入っている状態という事です
大切なNFTの保管にハードウェアウォレットをオススメ

「既にウォレットを複数使い分けて対策済です!」
という方も多いかと思います
でも残念ながら、ウォレットを分けただけでは不十分なケースがあります
そこで登場するのがハードウェアウォレットです
- 秘密鍵をハードウェア内に保管
- ネットやPCから物理的に遮断
- ハッキングリスク激減
ウォレットの本体は実質「秘密鍵」です
この秘密鍵をネットから、物理的に切り離して保管できる点が、ハードウェアウォレットの強味であると言えます
ちなみに、ネットに接続して利用するウォレットを「ホットウォレット」と呼びます
MetaMaskなどが該当します。
ネットから切り離して管理できるウォレットを「コールドウォレット」と呼びます
ハードウェアウォレットが該当します。
ホットウォレットが持つリスク

皆さんおなじみのMetaMask(メタマスク)はインターネットに接続して使うホットウォレットです
MetaMaskでは秘密鍵がインターネットブラウザに保管されます
つまり、PCが乗っ取られたり、ウィルスに感染して遠隔操作が可能になってしまった場合にはパスワードや秘密鍵が盗まれて、中身のNFTや暗号資産(仮想通貨)が奪われるということが起こり得ます
多くの人が利用している、かつ、ホットウォレットであるという観点で、MetaMaskは狙われやすく危険なツールであると言えるかもしれません

被害にあうと、NFTや暗号資産(仮想通貨)が奪われます!
一万円前後の投資で、安全なコールドウォレット(ハードウェアウォレット)を入手できると考えると安価に感じませんか?
あなたが所有しているNFT、1ついくらですか??
手持ちの全てを全部合計するといくらになりますか???
安全なルートで購入すること

最も有名なハードウェアウォレットとして名前が挙げられることが多い「Ledger Nano」という製品について紹介します
買い方も使い方も簡単ですので、安心して読み進めてください
購入は必ず「公式ストア」から
どこから購入するのか?
結論、Ledgerの公式ストアから購入することがとても重要です
下手に検索をしてフィッシングサイトや詐欺サイトにアクセスしない様に注意してください
また、通販サイトやオークションサイト経由もオススメしません
「自称・新品」の様な、新品と言う割に少し箱が傷ついていたり、状態が悪いものを購入してしまった経験はありませんか?
ハードウェアウォレットの場合、悪意ある第三者がウィルスを仕込んだり、秘密鍵を抜き出した状態であることを警戒する必要があります
つまり、他の誰かが触ったものはそれだけで安心して使えなくなってしまうのです
(※このサイトにあるリンクは全てLedger社のモノなのでご安心ください)
Ledger Nanoの種類

Ledger Nanoは3種類あります
1つオススメを上げるとすればNano S PLUSでしょうか
僕もこれを購入しました
三者の大きな違いは容量とBluetooth機能の有無です
- Ledger Nano S
- 容量:小 ⇒ 最大3つのアプリケーションをインストール可能
- Bluetooth機能:なし
- Ledger Nano S PLUS
- 容量:大 ⇒ 最大100個のアプリケーションをインストール可能
- Bluetooth機能:なし
- Ledger Nano X
- 容量:大 ⇒ 最大100個のアプリケーションをインストール可能
- Bluetooth機能:あり
1つのブロックチェーンを管理するごとに、1つアプリケーションをインストール必要があります
ビットコインを管理するアプリ、イーサリアムを管理するアプリ・・・といった具合です
Bluetooth機能が欲しい場合はNanoX一択です
とにかく安いものが良い場合はNano Sが良いですが、旧型扱いでHP上でもあまり推されていない印象でした(製品比較等のページに出てこない 2022年6月現在)
容量(インストール可能なアプリ数)差と価格の差を考えると、個人的にはNano S PLUSの方がオススメです
Ledger Nanoが壊れた場合どうなるのか?

ハードウェアウォレットは物理的なモノなので、間違えて破損してしまったり、劣化して使えなくなってしまうケースが心配になりますね
この様なケースではシークレットリカバリーフレーズを新しい端末に入力することで復元可能です
新しいハードウェアウォレットを購入して、初期設定の際に以前まで使っていたウォレットのシークレットリカバリーフレーズを入力することでウォレットの所有権を引き継ぐことができます
Ledger Nanoを紛失した、盗難にあった場合どうなるのか?

ハードウェアウォレットを紛失した、あるいは、盗難された場合はとても危険です
ハードウェアウォレットの中にはウォレットの所有者であることを証明する秘密鍵が入っています
端末自体にPINコードによるアクセス認証機能があるものの、これを突破されると秘密鍵とウォレットを乗っ取られることになります
紛失・盗難の可能性がある場合には下記対応をして元のウォレットの資産を復元・退避させましょう
- シークレットリカバリーフレーズを用意(これが無い場合は復元不可)
- 別のハードウェアウォレット端末を用意
- 上記2で用意したハードウェアウォレットに、1のシークレットリカバリーフレーズを入力して秘密鍵、ウォレットを復元
- 復元したウォレットの中にある資産を別のウォレットに退避
金庫の鍵を一本失った状態と同じなので、別ウォレットで運用再開がポイント
Ledger Nanoの購入方法

必ずLedgerの公式ストアから購入しましょう
▷リンク : Ledger
購入手順はシンプルです
カートに入れる

購入手続きに進む

メールアドレス登録

配送情報入力

支払い方法入力

Ledger Nanoの初期設定、使い方
購入して、手元にLedger Nanoが届いたら初期設定が必要です
ここからは初期設定手順を解説します
※注意:
・利用端末はLedger Nano S PLUSです
・2022年6月時点の手順です。最新情報は各自確認してください。
アプリインストール
PCに管理用のアプリをインストールします。
このアプリを使ってハードウェアウォレットと通信します。
▷リンク:LEDGER LIVE ダウンロード
Dowloadをクリック

インストール先フォルダを選択してインストール

完了

初期設定(PIN番号、シークレットリカバリーフレーズ設定)
Ledger Liveアプリを起動してはじめる

利用規約、プライバシーポリシーを確認します。内容に問題が無く同意した場合はチェックを入れて
Ledgerアプリを設定をクリック

利用する(設定する)端末を選びます

新規利用の手順を解説します
下図赤枠の新しい・・・セットアップをクリック

製品の特性や、基本的知識が紹介されます。
大切な内容なのでよく読んで理解しましょう。
画面右下の矢印でページ送りが出来ます

説明を最後まで読んだら始めましょう!をクリック

事前準備に関する警告が出ます
時間を30分と書かれていますが、初めてで不安な方は1時間程度かかると考えていても良いかもしれません。準備が出来たらOK、準備完了!をクリック

警告を確認の上、了解をクリック

こんな画面になります
ここからはPCアプリの支持と、ハードウェアウォレット端末本体の表示をそれぞれ見ながら作業を進める必要があるので少しややこしいです。

【ハードウェアウォレット操作】
USBケーブルを挿してLedgerの電源を起動すると画面に英語で操作方法等の指示が出ます
PCアプリ(Ledger Live)の指示にある通り「Set up as new device」を選択します
ハードウェアウォレットの右ボタンを押すとメニューがスクロールされるので、内容を確認しながらSet up as new deviceを探します


Set up as new deviceで端末の両方のボタンを同時押しして決定します
【Ledger Live(PCアプリ)操作】
次のステップをクリック

PINコードの設定をします
これはハードウェアウォレットにアクセスする際に、日常的に入力を求められる暗証番号です
4~8ケタの数字で設定します


【ハードウェアウォレット操作】
こんな感じの画面でPINコードを設定します
右ボタンで数字を選んで、左右同時押しで数字を決定しながら作業を進めます
Enter PINで設定した数字を
Confirm PINで再確認します

【Ledger Live(PCアプリ)操作】
次のステップをクリック

内容を理解してリカバリーフレーズをクリック


【ハードウェアウォレット操作】
シークレットリカバリーフレーズのバックアップ作業に入ります
超重要な工程なので、内容を理解して、作業漏れ・ミスが無いように進めましょう
シークレットリカバリーフレーズはPCなどでは無く、専用の紙などに消えないペンで物理的に残す用にしましょう

【Ledger Live(PCアプリ)操作】
リカバリーフレーズを全て、順番通りに書き溜めたことを確認の後
次のステップをクリック


【ハードウェアウォレット操作】
シークレットリカバリーフレーズを選択式で確認します
24個全てを選択(確認)して次に進みます

【Ledger Live(PCアプリ)操作】
確認作業が終わった事を確認して次のステップ

完了を押すと初期設定(PIN / リカバリーフレーズ設定)が完了します

【ハードウェアウォレット操作】
ハードウェアウォレットも同様に設定完了のメッセージが表示されます

【Ledger Live(PCアプリ)操作】
リテラシークイズに回答を求められます

続いて、正規品チェックです
Nanoをチェックするをクリック

指示に従って端末を操作

正規品であることが確認されたら続行をクリック

チェーン毎のアプリをインストール
管理画面で任意のチェーンのアプリを選択します
ここではイーサリアムチェーンを選択、インストールをクリック

アカウントを管理をクリック

指示に従って端末を操作

新規アカウントの名称は任意で設定できます
内容OKならアカウントを追加をクリック

アカウントが正常に追加されました
完了をクリック

これで設定~アプリインストールが完了です
ハードウェアウォレットに紐づいたウォレットが生成されている状態なので、画面左側の「受け取る」などから作業を進めると、ウォレットアドレスを表示できます。
メタマスクからその表示されたアドレスにTransferするとNFTをハードウェアウォレットに入れられたことになります。
まとめ
購入~設定まで紹介しました。
まず大切なのは正規のショップで購入することでした
Ledgerの公式ストアを利用してください。通販サイトやオークションは絶対にやめましょう!!!
PINナンバーやシークレットリカバリーフレーズの管理も重要です!
参考に手順をまとめましたが、詳細はアプリや端末の指示に従ってください
以上です、最後まで読んでいただき、ありがとうございました
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